ゆるおに 『汝はプリン泥棒なりや?』0日目

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『汝はプリン泥棒なりや?』0日目
『汝は人狼なりや? 鬼だけど』シリ~ズ
ビギナ~向け特別回


※『汝は人狼なりや?』って、 なんだか ふくざつっぽいし ぶっそうだし とっつきにくそう……という にんげんさんや たぬきや おにぎりの ための、シンプルで愛くるしいビギナ~用の紹介回です。

第1ゲ~ムも、ビギナ~向けですが、それよりも さらに 『わかりやすいや~つ』として かんたんな内訳構成になっています。

※時系列は 第5ゲ~ムの あとです。ねたばれは とくにありません。

※プリンは おいしいよね。




『汝はプリン泥棒なりや? ぶっ殺すぞ』



ドクター 此紀
『汝は人狼なりや?』は、ちょっと、とっつきにくい印象のあるゲームかもしれないわね」

美女 万羽
特にあんたが確率がどうとかパターンがどうとかをどんどんどんどん言い始めるから、初心者はゴチャゴチャしてくるんじゃないの」

原宿ロール 右近
「マジそう。なんなのこのゲーム。頭ぐるぐるすぎて竜巻起こせそう

中間管理職 刹那
『キツネ・背徳者』入りだと、パターン考察も多くなるからな。
ゲームの流れをわかりやすくするために……そうだな。簡略化したパターンで、少し遊んでみるか」

ドクター 此紀
「いいわね。もっと簡単なルールで遊んでみましょう。
初心者向けの第1ゲームが、『難易度1』として……。
今回の番外ゲームは、『難易度くコ:彡』くらいで」

チンピラ 東雲
「なんでイカなんですか?」

美女 万羽
「ルールを簡単にするなら、『人狼1で、あとは全員村人』っていう、いちばんシンプルなのとか?」

美少年 桐生
「それは確かにわかりやすいですが、せめて『占い師』がいないと、判断要素が『勘』しかなくなってしまうのでは……」

チンピラ 東雲
「そういうルールもあるっちゃあるが、勘ゲーは俺もあんまり好きじゃねえな」

中間管理職 刹那
「そうだな。役職は『人狼2、占い師1、霊能者1』でいくか。あとは全員が村人だ。キツネも狂人も狩人もいない」

ドクター 此紀
「『人狼』っていう響きも、物騒で親しみづらいのかも知れないわ。

『人狼』は…………『プリン泥棒』としましょう。

村人の中に紛れ込んでいるプリン泥棒を退治するゲームよ。

プリン泥棒入りで疑心暗鬼の村人たちは、毎晩『プリン泥棒の容疑者を1人ずつ処刑』して、平和な村を取り戻すわ」

チンピラ 東雲
「そしたら今回の『処刑』は、なんかの暗喩ってことですか?」

ドクター 此紀
「いいえ。殺すわ。『汝は人狼なりや?』と同じく、プリン泥棒の容疑者は絞首刑よ」

美女 万羽
物騒なままじゃん」

美少年 桐生
「プリン泥棒くらいで、裁判所の判断なしで死刑に……?」

ドクター 此紀
「言い換えを増やすと、かえってわかりにくくなるでしょ。ハードコアな治安国家で、なおかつ問答無用の民主主義なのよ。プリン泥棒は絞首刑。村民のすべてに刑罰執行権があり、多数決によって容疑者は処刑されるわ

中間管理職 刹那
「『パラノイア』のアルファ・コンプレックスじゃねーか」

チンピラ 東雲
「魔女狩りヒュウ~!」

美女 万羽
「ま~いいけど。毎晩、『プリン泥棒容疑者』を処刑するのね。次の朝は?」

ドクター 此紀
プリン泥棒がもうひとつプリンを盗み、ついでに村人をひとり殺すわ。許せないわね」

美少年 桐生
「もはや容疑が『プリン泥棒』ではなく『殺人』になっています……。
村にいる限り、私刑が怖いとか、そういう話なら、プリン抱えて別の村に逃げたらいいのに……」

ドクター 此紀
甘いものが好きなイカレ野郎なのよ。
『この村にはメッチャおいしいプリンが蓄財されてて、もう他のプリンは食えねえぜ』と思ってるとでも考えてちょうだい。
プリン泥棒たちがこの村でプリンを食べ続けるには、他の村人を殺さないといけないのよ」

中間管理職 刹那
「だが確かに、『プリン泥棒』で死刑になるのなら、もう人を殺しても同じだな。どちらでも等しく死刑になるのだから」

チンピラ 東雲
「その思考回路、人狼よりもヤバいっすね」

ドクター 此紀
村陣営の勝利条件は『プリン泥棒2人を処刑すること』。
そうしたらもう、プリンも盗まれないし、ついでに村人も殺されない。罪人をぶっ殺して、平和な村を取り戻せるわ。

プリン泥棒の勝利条件は、『村人をプリン泥棒と同数まで減らすこと』。
こうなったらもう村人は太刀打ちできないから、村もプリンもしゃぶりつくされておしまいよ」

チンピラ 東雲
「プリン泥棒を見つけるための『占い師』は、村側の能力者。
毎晩だれかひとりを占って、『そいつがプリン泥棒かどうか』を知ることができる。

同じく村側能力者の『霊能者』は、『前の晩に処刑された者がプリン泥棒かどうか』を知ることができる、ってことですね(カメラ目線)」

美少年 桐生
朝にプリンが盗まれたついでに人が死に、夜にプリン泥棒容疑者を処刑するので、1日2人が死んでいくゲームです。

村人はプリン容疑者を探す。プリン泥棒は村人に濡れ衣を着せる。

たとえばプレイヤー10人でのスタートなら……
『1日目(10人)→2日目(8人)→3日目(6人)→4日目(4人)→ゲーム終了』

この『→』で処刑が行われるので、この場合の縄数(絞首刑に使う縄=処刑回数)は4。
4回のうちに、2人のプリン泥棒を処刑するわけですね(カメラ目線)」

原宿ロール 右近
「『容疑者』を他の全員でリンチしあうゲーム、ってことで変わりなしね。おkおk」

ドクター 此紀
「ちょっとメンツを集めてくるわ」


☆15分後☆


酔っ払い 斎観
「俺めっちゃヒマだと思われてんの?」

サブカル青年 西帝
「実際、俺の部屋で『花のズボラ飯』読んでたんだから、ヒマだろ」

弱い方のメガネ 白威
「経験値を積むために参加します。頑張り……プリン泥棒?

ドクター 此紀
「はい、『私、万羽、刹那、桐生、右近、東雲、斎観、西帝、白威』で9人ね。理想的な少人数村だわ」

中間管理職 刹那
「だが、別途ゲームマスターが必要だな」

サブカル青年 西帝
「また皇ギ姉さんがゲームマスターやってくれるかな、と思って声を掛けましたが、『父豪礼が参加するなら自分もする』、父豪礼には『プリ…………参加しない』と言われたので、三段論法で、姉さんは参加しません」

酔っ払い 斎観
「その程度のことを三段論法なんてゴツい言い方しなくてもいいだろ」

中間管理職 刹那
「このゲームではハッタリも大事だから、無駄に大げさな言い方をして、なんとなくそれっぽい雰囲気を出す作戦もあるな」

チンピラ 東雲
「うわーイヤな戦法だ。そういうやつ吊りてえ

中間管理職 刹那
「しかし経験者だけで遊んでも、結局はノーマルな『2狼村』と同じになるだけだ。
……ここは完全な初心者を入れた方がいいだろうな(カメラ目線)」

ドクター 此紀
典雅!

罪作りな男 典雅
はいボス。
君たちのゲームをチラッと見たことはあるけど、ほとんど何もわかっていないよ」

美女 万羽
東埜~!

バツイチ父さん 東埜
はいボス。
これまでのゲームは隣の広間で聞き流していましたが、どういう了見でこういう肩書きに……?」

酔っ払い 斎観
「ああ、右近様やめて万羽様に師事して、子持ちだから、か」

バツイチ父さん 東埜
「典雅様に『美青年』を取られていなかった時点で、それをもらえるチャンスがあるかと思ったのですが……」

美女 万羽
「でもバツイチの男って、なんとなく色気があること多くない?」

ドクター 此紀
大変わかるわ

罪作りな男 典雅
「女にも適用できる気がするね」

中間管理職 刹那
「……『俺・此紀・万羽・右近・桐生・西帝・斎観・東雲・白威・典雅・東埜』で11人か。
では、ゲームマスターは俺が引き受けよう。10人村だな。

配役はこうだ。

【プリン泥棒陣営】プリン泥棒2
【村陣営】占い師1―霊能者1―村人6

初日犠牲者(俺=必ず村人)

=11人



ドクター 此紀
「プレイヤー全員に、ゲームマスターの刹那からラインで『プリン泥棒占い師霊能者村人』の、いずれかの役職が割り振られるわ。
そこでゲーム開始。

まず、ラインでプリン泥棒同士が作戦会議をする。
同じ時間、他の全員もスマホを触ってね。プリン泥棒だけがスマホ触ってたら、もうこの時点でバレるから。

プリン泥棒以外のプレイヤー同士は、一切やり取り禁止。ソシャゲでどのガチャパックに課金するかでも考えててちょうだい」

サブカル青年 西帝
「あと10回回せばレア出る気がする……でもそれなら、割引のある20回パックに課金したほうが得なんだよな……いやいや、30回パックの方が割引率が高いから、結局は得だ……」

酔っ払い 斎観
「この考えにハマッたやつを止めることはできねえ」

ドクター 此紀
「ハイ、西帝がガチャ連パックに無限課金してる間に、説明を続けるわよ。

スマホタイム終了後、まず刹那が死亡というアナウンスが行なわれる。
これがゲームで言うと『1日目の朝』で、本格的にスタートよ。

ここからの流れは、以下の通り。参加人数が少ないから、スタンダードな『刹那ルール』よりも、少しゲーム時間を短くするわ。

【1】参加者10人で15分間『プリン泥棒を探す議論』を行なって、処刑対象を決める。

【2】『1日目の夜』になる。
ここで投票多数決によって1人を処刑して、生存者は9人。
記名投票だから、『こっそりあいつに投票しちゃお♪』はムリよ。
『誰が誰に投票したか』は、その場で公開されるわ。自分自身に投票するのは禁止。

【3】処刑後、『スマホタイム3分』の開始。
全員、発言したらダメよ。スマホを触っててちょうだい。
プリン泥棒はラインで仲間と相談。【2】の時点で処刑されたのが仲間だったら、もう相談相手はいないけど、作戦を考える時間にでもあてて。

【4】プリン泥棒は、この『スマホタイム3分』の間に、『殺す人』を決めて、ゲームマスターの刹那に送ってね。
プリン泥棒同士の仲間割れはできないから、殺す対象は『村陣営の誰か』よ。

占い師も同じく、『占う相手』をゲームマスターに送ってちょうだい。
占い師のルールとしては、以下ね。

『すでに死んでいる者を占うことはできない(【2】で処刑された者も「死んでいる」ので占えない)』
『同じ者を複数回占うこともできない』
『自分自身のことも占うことはできない』


というか、別に『自分を占った……プリン泥棒だった!』とかどうかしてる自白をしてもいいけど、次に処刑されるだけよ。
みんな『自分はシロですよ~』って言い張る前提で遊ぶゲームだから、自分を占う必要はないってわけ。

【5】『2日目の朝』になるわ。
新たにプリンが盗まれて、ついでにプリン泥棒に殺された人の死体』が発見されて、生存者は8人。

【6】占い師と霊能者に、ゲームマスターからラインで判定が送られてくるわ。
そのあと全員、スマホを置いてね。
そしてまた議論が開始。

勝敗がつくまで、この繰り返し。
最初に言ったけど、『プリン泥棒が2人とも死んだら』村勝利。
『村陣営をプリン泥棒と同じ数まで減らせば』プリン泥棒勝利

バツイチ父さん 東埜
「占い判定が送られるタイミングが【6】である以上、その前の【5】の時点で、プリン泥棒が占い師を殺したら、占い結果は闇の中ですね」

美女 万羽
「よ~しよしよし」

原宿ロール 右近
「ちょっと! ムツゴロウみたいにアタシの元従者の頭撫でるのやめろや!」

罪作りな男 典雅
「投票は多数決ということだけど、得票1位が同票で、複数名いる場合は?」

チンピラ 東雲
「ホントにほとんどご覧になってなかったんですね、今までのゲーム。
得票1位の中から、ランダムで1人が処刑になります。これはゲームマスターがサイコロ振って決めてますね」

罪作りな男 典雅
「【4】で、『占い師による自白』が行われる可能性がある以上、『自称占い師』は本物とは限らないんだろう」

サブカル青年 西帝
「そうです。プリン泥棒が『自分が占い師だプリ!』ってウソついて出てくるかも知れませんね」

酔っ払い 斎観
「けど『狩人』がいねえんだから、占い師なんか1日目の夜に襲撃しちまえばよくねえ?
プリン泥棒が『自分が占い師だプリ!』って、わざわざ出る意味あるか?」

サブカル青年 西帝
「プリン占い師が村人に『てめー占ってプリン泥棒だったプリ!』って濡れ衣着せて吊れたら、もう片方のプリン泥棒は、その分、処刑から逃げられるね。無駄死にってこともないだろ。
処刑回数は4。『2占い師ローラー+濡れ衣の村人』で3回使わされると、村としては面倒……つまりプリン泥棒有利だ」

美少年 桐生
「それにしても、狩人不在だと、占い師を襲撃したい放題っていうのは本当だよね」

チンピラ 東雲
「なら『1日目に占い師が名乗り出る理由』はねえな。
0日目夜占いなしのルールなら、占い師は1日目の時点で、何も情報持ってねえじゃん。襲撃されるためだけに出てくることになるわけだろ」

ドクター 此紀
「そうね。だけど説明したように、今回は『0日目夜占いアリ』のルールになってるわよ。
『1日目朝=ゲームスタートの時点で、占い師はすでに、占い結果をひとつ得ている』

バツイチ父さん 東埜
「東雲さんの言うことは、なんとなくわかるのですが、その前に。『狩人』というのは?」

弱い方のメガネ 白威
「今回は配置されないけど、『任意のひとりを襲撃から守る』村側能力者だ。
狩人の護衛と、襲撃先が重なると、『襲撃失敗』。プリン泥棒は人も殺せず、プリンも盗めず、死体なしで翌日の朝になる」

サブカル青年 西帝
「話が戻るけどさ、占い師を1日目に出すのは、0日目夜占いがアリだろうがナシだろうが、別にいいと思うけどね。
本物の占い師が潜伏したままゲゲゲったら、『自分が占い師だプリ!』ってプリン泥棒に出て来られると、占い師の座を乗っ取られて負けるし」

美女 万羽
「げげげる? って、どういう意味? これはあたしも聞いたことないわ」

サブカル青年 西帝
「『自分が役職者だ』というCO(カミングアウト)をせず……役職を伏せたままの占い師や霊能者が、プリン泥棒に襲撃されて死に、誰も知らないまま『もう本物の占い師がいない』って状況になることです。
『鬼太郎』か、『下の下の下策』か、どっちから来てるのかは知りません」

酔っ払い 斎観
「いや、もし占い師がゲゲゲッたとしても。
1人だけ出てきた占い師が、次の朝に襲撃されてねえ時点で、もうそいつは『プリン占い師』で確定だろ。本物の占い師なら襲撃されてるに決まってんだから」

ドクター 此紀
「そう? そこを『そう思わせることを狙って、本物の占い師だけど、あえて襲撃しない』というプリン泥棒の作戦もあるでしょ。
3回の処刑を外した時点で、もう『プリン泥棒2村陣営2』でプリン勝ちになる。村は『襲撃されてない占い師』を残すのは怖いでしょ。

灰(『占い師や霊能者として名乗っておらず、どの占い師からも占われていない、シロクロ不明の者』)の襲撃を挟んでから占い師が出てきたら、1人だとしても、その日の夜に吊るべきだと思うわよ。村人からすれば、占い師がすでに潜伏死している可能性があるのだから。
わざわざ襲撃しなくても、この占い師のことは吊れるでしょう」

サブカル青年 西帝
「俺は逆の考えですが。吊り(処刑回数)が4回しかない以上、此紀様の仰る『灰襲撃を挟んだら、出た占い師が1人だとしても吊る』というのは、思いとどまる余地もあると思います。『ミスできるのは2回だけ』だからこそ。
3回続けて村陣営吊っちゃうと、4日目の生存者4人が『プリン泥棒2村陣営2』で、『村陣営を同数まで減らしたら勝ち』っていう、プリン泥棒の勝利条件を満たしてる。村は負けです」

ドクター 此紀
「『3ミスできない』っていうのは私も30秒前に言ったのに、なんで2回言ったのよ」

サブカル青年 西帝
大事なことだからです。というか、どのみち占い師を吊る想定なら、初日に出した方がいいと思う、と言いたかったんです。出るのが遅れるほど、『占い師を吊るか信じるか?』で悩むことになるので」

酔っ払い 斎観
「ああ……あー。なるほどな。これだけルールをシンプルにしても、結構考えさせられるゲームだなあ」

原宿ロール 右近
「『狩人』がいないかわりに、『狂人』もいないから……バランス取れてる? のかしら?」

罪作りな男 典雅
「『狂人』とは、また物騒な響きだな」

美女 万羽
「狂人っていうのは、まあ『プリン泥棒側の手先』よ。単なる使い捨ての手先だから、プリン泥棒が朝に殺すこともできるわ。今回のルールにはいないから、関係ないわね」

中間管理職 刹那
「優秀な『手先』なら、プリン泥棒がどんなにヘッポコでも、プリン陣営を勝たせてくれたりするがな。ルール簡略化のため、今回はなしだ」

バツイチ父さん 東埜
「ところで……2人の『自称占い師』が出てきたら、どうするべきなのですか? 片方は本物の占い師、片方はプリン泥棒、ということになりますが」

チンピラ 東雲
「フッツーに両方とも処刑だろ」

バツイチ父さん 東埜
命が軽い……。少なくとも片方は『本物の占い師』なのでしょう?」

チンピラ 東雲
「村の尊い犠牲ってやつだ。
この『1人しかいねえはずの役職者が、2人以上出てきたら、皆殺し』って戦術は、ゲーム用語で『ローラー』って言う。息をするように採用される戦術だぜ。さっき西帝君もチラッと言ってたが」

バツイチ父さん 東埜
片方は『確実に本物』なのに、問答無用で両方を処刑ですか?」

チンピラ 東雲
片方は本物だが、片方は偽者。2回の処刑で『確実にプリン泥棒1人を絞められる』んだから、鉄板の作戦だろ。
それでももっと人数が多けりゃ、いきなり占い師を吊りはじめることはまず無えんだが、今回は短期決戦だからな」

罪作りな男 典雅
「そのあたりは大体わかるんだが、プリン泥棒が『占い師ではなく、霊能者のほうを自称する』ということはないのか?」

美少年 桐生
「なくはありません。『1日目で占い師と霊能者の両方に、プリン泥棒が2人とも出る』と、『真占い師真霊能者プリン泥棒プリン泥棒』の全員を、4回の処刑でローラーできてしまうので、これはないですが。
占い師1人・霊能者2人』なら、霊能者を両方吊るべきですね。占い師がすぐプリン陣営に殺されますが、占い師の『0日目夜の占い判定』は確定します」

バツイチ父さん 東埜
「? ええと、プリン泥棒が占い師を自称するのは、なんとなく理由もわかるけど、霊能者を名乗るのにはどういう理由が?」

弱い方のメガネ 白威
「今回のルールなら、目的は『本物の霊能者をローラーに巻き込むため』一本かな。信用勝負は無理だろう」

バツイチ父さん 東埜
「え? 『ローラー』とは『役職自称者を皆殺し作戦』ですよね? ……心中目的ということですか?」

チンピラ 東雲
スゲー普通の作戦だぜ。4回しかねえ処刑のうち、1回を『本物の霊能者』に使える。『霊能者だプリ!』って出たプリン泥棒もローラーで死ぬが、相方のプリン泥棒は、霊能者の分だけ処刑から逃げられる」

酔っ払い 斎観
「人狼格言『霊能者はボロ雑巾』か」

ドクター 此紀
「ええっと……シンプルなのはいいけど、経験者はかえって、セオリーに縛られて、戦い方がよくわからないかも知れないわね。
実は私も『狩人・狂人なし』っていうルールで遊んだことはないのよ。
……初回のスマホタイム、ちょっと長めに取らない? 全プレイヤーが作戦を考えましょうよ」

中間管理職 刹那
「10人で昼時間が15分あるのだから、昼時間に考えりゃいいと思うのだが……まあ各陣営、作戦を練るために、初回スマホタイムは10分とするか。

これから役職を振って、ラインで送る。
スマホタイム10分を挟んで、10分後に『1日目朝』でスタート。

ルールとして『1日目朝に殺されるのは俺』ということは決まっているので、俺に指示を送ってくる必要があるのは、占い師のみだな。
占い師を引いた者は、占いたい者を指定し、俺にラインで送るように。

なお『俺を占う』ことはできない。別に禁止事項ではないが、何の意味もない。
『俺は必ず村人であり、プリン泥棒ではありえない』というルールのため、俺を占う占い師は、美少年好みのストーカーだ。いっさいのメリットはない。
俺を占う占い師は、1人しか出て来なくても吊れ

バツイチ父さん 東埜
「すみません、少しだけ質問を。
あの、今からの……ゲーム用語で言うと『0日目夜の占い』は、まったくのノーヒントということですよね。
『占いたい者』というのは、どういう基準で選ぶものなのでしょう? 
占い師にとっては、自分と刹那様以外の全員に等しく、プリン泥棒の可能性がありますよね」

中間管理職 刹那
「そこは運だ。占い師は好きなところを占え」

原宿ロール 右近
「第5ゲームでも思ったけどさあ、なんなのそのルール」

ドクター 此紀
「だから、そのルールの方がメジャーなのよ。占い情報さえナシで1日目が開始したって、それはそれで困るでしょ。これは豪礼が第1ゲームで言ってたけど。
ゲームの世界観に合わせるなら、『まだプリンは盗まれてないけど、プリンが盗まれそうっていう噂が流れてる。だから占い師は、あらかじめプリン盗みそうなやつを占っておくとか、そういうふうに解釈しておきなさいよ」

弱い方のメガネ 白威
プリン盗みそうなやつと思われる生き方はしたくありませんね」

中間管理職 刹那
「はい、では、1分後に役職を振ってラインで送るぞ。
そこから10分間のスマホタイムだ」


0日目終了

1日目へ つづく




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