ゆるおに はみ出し229
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はみ出し229
「対談~念能力を考察する その2~」

――母屋半ばの縁側――
弥風、刹那、此紀、西帝



※『HUNTER×HUNTER』36巻までのネタバレが含まれます





←その1








刹那「ああ、『花鳥風月』の花鳥っぽいほうがカチョウで、風月っぽいほうがフウゲツか」
西帝「気付くの遅くないですか?
弥風「なんで初めて名前が出たときに気付かずにいられるんだ
刹那「えっ、そこまでの大罪?
此紀「王子たちはかなり覚えやすい……いえ、覚えにくい分をカバーするために、キャラに紐づけられた名前を与えられてるわね。『覚えにくいけど、思い出しやすい』というネーミングだわ」

刹那「12王子(モモゼ)死亡……いや、そこの描写は意図的に曖昧であるため、『殺害されたこと』が確定か。前巻では死体が描写されなかったので、殺害はミスリードかと思っていた」
弥風「君は前回もそんなことを言ってたが、あれがミスリードなら、12王子にのしかかってたやつは、『誰かからの監視のタイミングを当てるか、当たるまで待つか』を強いられてたことになるだろ。……『あの時間、あの角度から(これはどの角度から見られてもいいようにしていたにせよ)、クラピカの(誰からのものでもいいにせよ)監視が来る』とわかっていたのでない限り、誰かが発見するまで、あそこであのポーズで待機することになる(念人形なんかを配置していたにせよ)。確実性が低すぎる。非合理的だ」
此紀「12王子は、念獣(サイールドに憑いたやつ)の脅威性をアピールするのが仕事で、それに加えて、早期死亡枠を当てられたんでしょう。……さらに『13王子の念獣成長の踏み台』という役割もあるということね」

西帝「善の王子と悪の王子が、わりとハッキリ分かれてますよね」
刹那「あー、そこは微妙だと思う。『善の王子、悪の王子、合理の王子』の三分割では?」
此紀「善は第7王子(ルズールス:バショウが警護してる王子)、第10王子(カチョウ:センリツが警護してる王子)、第11王子(フウゲツ:カチョウの双子)って感じよね」
西帝「……第6王子(タイソン:イズナビが警護してる王子)を外すのはともかく、第9王子(ハスケンブルグ:たぶん説明不要)も、善から外しますか」
刹那「第9王子は善人なのだとは思うが、念獣の性質的にも、イヤボーン的なやつ起こしそうな気配あるだろ。このタイプは王に頂く場合、かなり不安がある。政治家向きであるが、帝王向きとは違うように感じる」
弥風「……第6王子は三分割のどこに入る? こいつは善でいいんじゃないのか?」
西帝「! そうなのでしょうか?」
刹那「独善中の独善だが、善悪で言えばそりゃ善だな。確かに俺の提唱する三分割なら、第6王子も善に入れるべきか」
此紀「邪教を標榜しない宗教は……詐欺でない限り、あるいは詐欺であっても、人を救うことを旨としているわけだしね。まあ、それは善よね、基本的には」

弥風「悪の王子は、第2王子(カミーラ:たぶん説明不要)と、第4王子(ツェリードニヒ:いちばん悪いやつ)、第8王子(サレサレ:性欲のやつ)か」
刹那「幼い第13王子(マラヤーム:ハムスターの子供)と、第14王子(ワブル:説明不要)は判定不能として除外し、あとの3人は合理だな。第9王子は……個人の裁量が大きいか」

此紀「……誰が勝つと思う?」
西帝「言っちゃいますか? 第13王子(マラヤーム)
刹那「逆張りに命賭けてる選び方だな。特筆して王向きなのは、第3王子(チョウライ:シマヌ判断でクラピカと協定結んだやつ)かと思っていたが……」
此紀「円・太陽・十字が象徴されていて、シンメトリー、なおかつ八分割だから、もう『公明正大が旨です!! ちょっとは融通も利きます!!』って言ってるわよね、あの念獣。古代文字様の装飾から、文化と知識への造詣も示される。これらは、シマヌの第3王子人格診断と完全一致でもあるわ」
刹那「念獣の姿で言えば……当人とは逆に、王向きなのは第9王子(ハスケンブルグ)で、司法向きなのが第3王子(チョウライ)だと感じていた。これは多くの者がパッと見で抱く印象だろう」
西帝「でも第3王子の念獣、コイン吐いたからな~
刹那「それなんだよな~。貨幣は、概念として『司法』とギャップがある。……これについては此紀が専門だろう」
此紀「確かに、第3王子の念獣は左翼的……社会主義、さらに言えば共産主義を想起させる姿と見ることもできたわね。そして、共産主義と『どう見ても通貨として想定されているコイン』、というか、『それを生成してしまうこと』の相性は悪い。ただ、好意的に見るなら、さらにバランスが取れたと解釈することもできるわよ。共産主義といえば失敗だもの。あのコインは、その失敗性を補うものという解釈もできるわ」
弥風「勝つべきなのは第1王子(ベンジャミン:かしこいゴリラ)だが、第7王子(ルズールス)の脱落する姿が想像できない。『負けなさそう』から張るなら第7王子だ」
此紀「第8王子(サレサレ)が形だけ優勝して、傀儡政権になる」
刹那「ありそう~。傀儡にしやすいのは、圧倒的にコイツだな」
西帝「刹那様は結局、どこに張られるんですか?」
刹那「第6王子(タイソン)」
此紀「広義で、煙鬼(幽遊白書の小太りのおっさん)系ってことね」

此紀「さて、『勝ってほしい王子』に議題を変えましょうか」
西帝「性格と適性から、第10王子(カチョウ)一択になってしまったのでは?」
刹那「選択幅はあると思うが……西帝の繰り返しになるが、第3王子の念獣がコイン吐いちゃったからな~。第7王子(ルズールス)かな」
此紀「第9王子(ハスケンブルグ)じゃないのはなぜ?」
刹那「先ほどもちょっと言及したが、聖人君子は、王というより司法向きなのだ。カリスマ性とは、公平性ではなく野心に宿る。……ただ、念獣がめちゃくちゃに野生の塊なんだよな」
此紀「それ、サイクロプス(単眼獣)なのがヤバいわよね。あきらかに近視眼性……『視野が狭いうえ、思い込んだら腕力で一直線』を示してるでしょ。さっきあんたが言ったように、これはイヤボーン起こすわね」
弥風「…………第1王子(ベンジャミン)の念獣には、その片目さえない。スマートで力強くシンメトリーだが、盲目だ。……盲目を、聖性や公平性と解釈することもできるが、あの剥き出しの口元は、強い攻撃性を示す。これは聖性とは遠いな」
刹那「俺しか言えないので言うが、第1王子は当人といい念獣といいお前だな」
弥風「政治的には、勝つべきは第1王子だ」
此紀「極右よね。近代性が正義なら、第1王子は過去の遺物だわ」
弥風「……なんで近代性が正義なんだ」
此紀「それはね、そういうものだからよ。……私も刹那と同じで、勝ってほしいのは第7王子かしら」
刹那「第3王子じゃないのは、やっぱり念獣がコイン吐いたからか?」
此紀「それと、無機的だからよ。所見としてはあんたとほぼ同じ。王や英雄には有機性が求められるものだから。第3王子はバランスが取れすぎていて、熱狂的な支持者を得られない。……それを持つ第9王子の念獣は単眼だしね」
西帝「その無機質を、『コイン吐き』が補ったとも言えるのでは? ……ああ、これさっき此紀様が仰っていましたね」
此紀「そう。コインの通俗性を『有機的/現実的』と解釈するか、『下賤/安直な欲望』と解釈するかで、第3王子の念獣……ひいては当人の良し悪しは分かたれる気がするわ」

西帝「婚外子の二枚刃と、第4王子の念獣の二枚刃の一致性については……」
此紀「これまでの議論の全部をひっくり返すくらい、きわめて意味深だけど、まだわからんわね」
弥風「左翼的には、怒れる婚外子なんてのは、正義の象徴なんだろ」
此紀「言わんとすることはわからんでもないけど、それは省略しすぎでしょ。モレナ(婚外子)は、思想的には完全悪だし」
刹那「つまり、悪い立志伝だな」

西帝「ツイッターで、ある王子の名前を検索して、その人物についての感想や考察を見ようと思ったんですけど……」
刹那「……たぶん、俺も同じ轍を踏んだ……
此紀「あんたらアホなの? 本誌派がいるでしょうが。ネタバレ踏みたくないなら、そういう行動はいっさい避けなさいよ」
弥風「? ネタバレって、つまり情報が増えるんだろ? 検索すりゃいいだろうよ」
西帝「ああ、弥風様はネタバレ完全容認派でいらっしゃいましたね……」
刹那「俺は絶対に嫌というわけではないが、断片情報が入ってくると集中できなくなる。どうせちょっとバラすなら、全部教えてほしい」
西帝「ええ~~~……」
此紀「私と西帝はネタバレ完全拒否派ってことね。……というか、あんたは本誌を読んでるのかと思ってたわ」
西帝「毎週必ず掲載されているなら読みますが、ランダム性が高いので……」

此紀「誰も第2王子(カミーラ)には特に言及しないの?」
刹那「ショートコントが終わったのかと思っていた。そういえば、念獣にはまだ謎が残っているな」
西帝「念能力の名前と性質から、『ゾンビ屋れい子』の『死体愛好猫(ネコロフィリア)』を思い出しました」
弥風「第2王子の念能力は、性質としてはチートだが、無人トラップで死んだら迎撃不能だろ。その場にいない『トラップを仕掛けた者』に遡るのは、たぶん能力の限界に抵触する。というか遡れた場合でも、仕掛け人の命はひとつなんだから、そいつが仕掛けた2個目の致死トラップには対応できないんじゃないか。そして機械が作ったトラップなら、誰の命を取るんだ? 設計者か? 最後に触れた者あたりか? それにしても、命よりトラップの数が上回ることは簡単にできるだろ。総合して、強いとは言いにくいと思う」
西帝「…………なるほど……」
刹那「弥風はルールのすり抜け方を見破らせたら当代一なので、そういうの判断早いよな」
弥風「普通は死んだらしまいなんだから、リトライある分、けして弱くはない。ウヴォーギンやビスケあたりの『本人がそもそも強いやつ』と噛み合わさったら、真価を発揮するんじゃないか」

西帝「ハンゾーの念能力名……
弥風「忍者は飾らないんだろ。性格が出てる」
刹那「こう来られると、ハンゾー以外のやつが飾りすぎなんじゃねーのと思ってしまうな……」
此紀「映画が出展のものが多いわね。たぶん能力者が、その映画を好きなんでしょう」
西帝「ネフェルピトーはブライス知らないと思いますけど」
此紀「はい論破(された)」
刹那「西帝の穴を見つける速度は、いかにも弥風の従者だな」

刹那「…………『自分に念能力が顕現したら、なんて名前つけるか談義』やるか?」
西帝「なんでわかっている黒歴史を記さなきゃいけないんですか」
弥風「火が出たら『火』、雷を出すなら『雷』って言う」
此紀「私は具現化系だと思うし、多少は凝った名前をつけると思うけど、あんたたちには言わない
刹那「俺も具現化系だろうなあ……。どうせ小さい時計みたいなの出て、攻撃力が全然ないんだろ……」
西帝「『刹那(短い時間)』の象徴で、小さな時計ということですか? 凝ってますね」
刹那「いや、今2秒で思いついた。別に時計、全然出したくない」

西帝「…………」

西帝「絶対に『帝王』のニュアンスがあって、なおかつ方角のイメージも入れる名前にします」

刹那「お前、ツイッターアカウントも『ウエストエンペラー』だし、名前についての自負と顕示欲けっこうあるよな」
此紀「わかってる黒歴史を記したほどだしね」
弥風「ダブル出たら『二人目の俺』って名前つけるかもしれない」
刹那「お前はお前で、飾りっ気ないなあ……」
此紀「弥風はあきらかに強化系でしょ。ダブルは放出で作ったほうがいいわね」
弥風「自分が二人いても鬱陶しいから、わざわざ作りはしない」
西帝「性格が出るなあ~……」







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