ゆるおに 舞台裏 考察
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舞台裏 考察



『ゆるおに 無印』
『ゆるおにZ』
『そして鳥はいなくなる』
『番外エピソード集』
刹那 Twitter 


上記ネタバレ フル解禁




西帝
『Z版』主人公

沙羅
・現在、全編登場
『そして鳥はいなくなる』次期長老

斎観
・現在、全編登場





西帝
「神無様の予言のシステムは、全編共通なの?」

斎観
「…………」

沙羅
「そこは黙秘だろうな。お前も白威も忠臣だ。神無の状態がどうであれ、尽くしている。未来がどう分かたれても、お前たちの行動には大きなブレがない」

西帝
「兄貴はそうでも、白威さんは、神無様の状態によって不安定になるんじゃないの? いや、神無様はいつでもああで、白威さんもいつも不安定なのか? 露見するか、しないかの問題で」

斎観
「…………」

沙羅
「黙秘だろうな。お前は典雅に近い。情が薄いが、身内と見なした相手のことは守る。案外、白威にもそれが通じているのかも知れんな」

西帝
「沙羅さん的には、『祝詞様ルート』に分岐するとしんどいですよね」

沙羅
「そこに分岐せずともそこそこしんどくなる、ということが『Knight』で明らかになってしまった」

斎観
「それ大局分岐なんですか? 沙羅ぴっぴと白威が親しくなったときにだけ起きる、レアイベントからの派生だと思ってた。大体の場合、ならないでしょう。あいつと仲良くなんて」

沙羅
「そうか……そこは、そうか」

西帝
「見た感じ、未来視は克己様のほうって感じもしますけどね。刹那様の双子情報、白威さんイベントと関係あるんですか?」

斎観
「ん? ああ、そうか。そこを分岐させてるのは……克己様だな」

西帝
「時系列的にも、まあ性格的にも、克己様はたぶん、全ルートでその情報持ってるだろ。沙羅さんに与えるかどうかがランダムか? それとも、白威さんイベントとセットになってるのか? もしくは……全ルートで沙羅さんに与えられてるのか」

斎観
「でも克己様、Zでは沙羅ぴっぴのこと騙してるよな」

西帝
「それな~。俺は信じてたんだけど、あんたによって暴かれたよな」

沙羅
「それは……。それは、何と言うか、レトリックの一種だと思っていた。騙されたというより、煙に巻かれたというか……」

斎観
「催眠術を呪いと言い張ったら、それは詐欺だと思いますけどね」

西帝
「兄貴と刹那様によって、八割方の神秘が暴かれてる感あるな。守ろうとしてるのも伝わってくるんだけど。……ちなみに兄貴としては、桐生の明るい未来っていう意味で、『祝詞様ルート』に行くのがいいの?」

斎観
「明るいか? まあ、『弥風様ルート』だとちょっと暗いが、『祝詞様ルート』でこれを免れてる保証もないだろ。このあと、だいたい同じことになるんじゃねえの?」

西帝
「そこはそうかもしれないけど、『祝詞様ルート』だと、桐生(大)の性格がやや明るいだろ。その話をしてんだけど」

斎観
「たいして変わらんと思う。『祝詞様ルート』だけは駄目だ。お前が産まれないから

西帝
「…………」

沙羅
「いいなあ。兄弟。いいなあ」

西帝
「……沙羅さんの養父って、分岐ありますよね」

沙羅
「よく気付くな。そうだ。私の養父となりうる者は、少なくとも二人。葛羅彩目が確認されている。彩目のくだりからして、刹那が決めるようだな」

斎観
「養育者が誰でも、師事先は変わらねえんだ。師事する理由が、すみませんがしょうもねえんで、強い意志ってわけでもなさそうですけど」

沙羅
「意志は強くなくとも、理由は強いと思うが。私の実父の部屋の位置は、おそらく変わらない」

斎観
「ははあ、なるほど。マジで部屋の近さだけが参照されるのか」

沙羅
「私の性格は……自分で自分を評するのも難しいが、どの養父に育てられても、変わらん気がするな」

斎観
「これ聞いていいのかあれだけど、沙羅ぴっぴの実父さんっていうのは……」

沙羅
「今のところ、必ず夭折していると思う。私は1億6千万分の1で、同じ星のもとに生まれ続ける女であるそうだし」

西帝
「それでも、沙羅さんは貧乏くじ引かされる可能性があるわけだ。全体的に、宣水様の一人勝ち感あるかな?」

斎観
冗談だろ。けっこう最悪な落ち方してるじゃねえか」

西帝
「……へえ! あんたはそう思うんだ」

沙羅
「え、私もそのルートの宣水は哀れだと思うが。というか『祝詞様ルート』でも、とても幸せそうには見えない。……どちらも、宣水の不幸の要因は子だな。単身であれば、幸福と解放を得たのかも知れないが……」

斎観
「そうだとしても、子供が生まれないルート、宣水様は選ばないですよ」

沙羅
「なぜわかる? お前は宣水とそれほど親しかったか」

斎観
「いや、関係ないです。選ばないですよ」

西帝
「あんたときどき、そういうグッと来ること言うよな」

沙羅
「……?」

斎観
「そういえば、沙羅ぴっぴが茶を習ってるのと習ってないのは、時系列の話なんですか?」

西帝
「そこも白威さんイベントの派生だと解釈してた。白威さんイベントが起きると、沙羅さんは料理始めるだろ。茶道って、その延長じゃないの?」

斎観
「『茶道→陶芸』が正規ルートで、『料理』が白威ルート(?)ってのもありえるかとも思ったが」

沙羅
「いや。茶を習っていない私でも、陶芸には関心を持っている。克己様に出している茶碗から、それが読み取れる。『料理→陶芸』となるならば、白威の件はルート分岐ではなく、派生イベントという扱いだろう」

西帝
「あれ? 解釈違いだ。白威さんを守るために、このルートだと山を出ないのかと思ってました」

斎観
「白威がそもそも山を出るんだから、沙羅ぴっぴの所在地は、あんま関係なくねえ?」

西帝
「あら、そうか。……克己様のフラグが折れた場合も、神無様って山を出るの?」

斎観
「! そこは今のとこ、不明だな。……そうか、克己様のほうでフラグが折れると、神無様のフラグも折れる? 可能性がある? のか」

沙羅
「神無が山を下りる理由は、ひとつではなく、積み重ねだと思われる。その中でも大きめのものは……これかな」

斎観
「そこは俺が勝手に推測しただけで、神無様の胸のうちは不明ですね。どうなのかなあ、実際のとこ」

西帝
「全体的に、フラグは『克己様』に集中してる気がするんだよな。そこからの波及や派生が多いっていうか」

沙羅
「私もそのような気がしたが、各所で繰り返し語られる『弥風でなければ、豪礼だった』の意図を考えると……これまで折れていないため、存在が露見していないフラグに、豪礼関係のものが多そうではないか?」

斎観
「『祝詞様ルート』だと折れてません?」

沙羅
「早死には示されているが、産まれてはいる。性格も、あの男は、外的要因ではそう変わらんだろう」

西帝
「それはそうだと思いますが、『弥風様でなければ親父だった』わりに、親父、祝詞様ルートを阻止できてないですよね。早死にしたからなんでしょうけど」

沙羅
「…………。考え違いがあったのかもしれん。『そして鳥はいなくなる』は、祝詞様ルートの中でもレアルートだった可能性があるのではないか」

斎観
「………………おお。あっ、いや、そうだ! 逆説的に、つまり、『祝詞様ルートでも、親父が死なないルート』あるのか。そうか。うっかりしてた」

西帝
「あー俺もこれは忘れてた。……いや待てよ。親父が生きてたら、そもそも『祝詞様ルート』に分岐してないな

沙羅
「あ、そうか。書いてあるな。……綾鳥様の死はランダム性が高そうだ。弱視であったとしても。つまり、弥風の権力喪失如何にもランダム性が……」

西帝
「それはなくないですか? 双子事変の弱みを、克己様が常に握ってるのなら。いつでも沙羅さんに抜かれます」

斎観
「! そうか。ランダマイザーはあくまで綾鳥様の搭載要素で、弥風様は非実装だな」

沙羅
「……なるほど。……そういうことになるな。双子事変が、必ず起きているのなら……」

斎観
「ランダム性は『親父の死』のほうなんだろうな。……そこで放浪癖か? 親父はあんまり山に居つかないから、罹患性に運の要素がかなり絡んでくるってことか」

沙羅
「……豪礼がいようといまいと、やはり、私の性格はあまり変わらんというのも、……なんというか。……我ながら、少し物悲しいような話だな」

斎観
「言動があんまり変わってないだけで、性格はわからないでしょう。変わってるのかもしれませんよ。見えないだけで」

西帝
「ちなみに、俺と嵐士氏って、トレードオフっぽいよな」

斎観
「これまでのことを踏まえると、その可能性もあるな。どっちかつうと、霧江嬢のほうが、お前との背反性が高そうだが」

西帝
「……弥風様はどっち選ぶんだろうな。孫がひとり多い世界線と、俺のいる世界線と」

沙羅
「弥風は……後者だろう。前者は、あまりにも犠牲が多い。あの男はそれを望まない」

斎観
「つうか、孫の数で言うと、『そし鳥』でも『Z』でも水髪っちが産まれてなくないか? だから、『そし鳥』でも、孫はひとりなんじゃねえかと思うが」

西帝
「……そうか。…………」

斎観
「宣水様は、霧江嬢の産まれるルートを選ぶかもしれんが、俺が阻止してやる。俺は親父の合鍵なんだろ。そのくらいの力はあるはずだ」

西帝
「兄ぴ…………」

沙羅
「……すまん、野暮だが、阻止できていない件については……」

斎観
「そこが謎なんですよね。俺っつう合鍵がどっかで折れてる。姉貴のとこで折れたのかなとも思ったんですけど、親父と姉貴は連動でしょう。だから『親父(本鍵)が死ぬ=俺(合鍵)が折れる』が確立しちまうんで、合鍵の出番ってないような気がするんですけど」

西帝
「さっき兄貴が言ったように、本鍵が死ぬかどうかがランダムなんだろうけど、本鍵の出番があって、なおかつ死なないルートが、まだ描かれてないんだよな」

沙羅
「綾鳥様と豪礼の両名が長く生きるルートだな。……これまでの情報を素直に受け取ると、『豪礼が弥風の代行となるルート』だろうか」

西帝
あふたーだと、今後そうなりそうですよね。それがいつになるかってだけなら、まあ、想像しやすいifかな」

沙羅
神無が幸せそうだな」

斎観
「それは結構なんですけど、色舞っちにあんまり明るい未来がなさそうなのは可哀想ですね。今のところ、あの子はどのルートでも不遇なような気がして。長く生きるルートはあっても、幸せそうじゃねえつうか」

沙羅
「……『朝露が冷遇を受けないルート不在』と、同義というか、セットになっている可能性があるな」

西帝
「沙羅さんが早い時期に権力を手にしたら、その冷遇が解除されうるのでは?」

沙羅
「…………理論としてはそうかもしれないが。……実地で考えてみると、そう多くのものを守ることはできない気もする。…………弥風もあるいは、そう判断したのかも知れんな」

斎観
自分のハッピールートがあるから余裕こいてってわけでもないが、色舞っちはなあ、どっかで幸せになってほしいよな」

西帝
「その中途半端な同情で、手を出してるわけだな」

斎観
「いやー、なんかさあ、ほっとけなくてよお」

沙羅
「そういうところが、父親と似ていないな。えんがちょ切った」

西帝
「自分がタイムリーパーだったら、兄貴は色舞さん助けに行く感じ?」

斎観
それができてねえから、沙羅ぴっぴにエンガチョされたわけだが。そりゃ、あの子には幸せになってほしいが、沙羅ぴっぴも言ってるように、そう多くのものは守れねえんだよな。桐生とお前と、神無様と白威と。俺の手が届くのはそのへんまでだろう」

西帝
「(子供の頃からそうなんだけど、こういうとき「神無様」よりも俺たちを先に挙げるの、トゥンクしちゃうんだよな~)」

斎観
「なんだ、その顔は」

西帝
「いや別に。沙羅さんは、リーパーだったら何を目的にしますか」

沙羅
「…………難しいな。……財産の確保も、神無の保護も、……できれば東雲の暴挙の阻止も。…………何を選べばいいのか、本当に難しい。克己様のお子様は、産まれないほうがいいのか? そうは思いたくないが……」

斎観
「沙羅ぴっぴは、俺よりもできることが多い分、さらに取捨選択を迫られますよね。権力とは、責任で、そして枷ですね。そう考えると、弥風様の苦労も見えてくるつうか」

西帝
「俺は『産まれるかどうか』だけが運で、あとは大きく変わらないのかなあ」

斎観
「お前がタイムリーパーなら、目的は?」

西帝
「親父撃破RTA」

斎観
「……復讐か?」

西帝
「あー、言葉にするの難しいけど、その基盤を崩せたら、ワンチャン姉さんが変わるかも、とは思ってる。いや、薄くだよ。本気で期待はしてないけどさ」

斎観
「…………」

沙羅
「……家族とは良いものだな。…………弥風の権力が、子供の存命数に反比例するのは、示唆的だ。…………だから私が選ばれるのか?」

西帝
「遥候さんとかも天涯孤独ですけどね。あっちは自分の器に合わせたサイズの快適さを追求して、実際それで、そこそこ幸せになってる気がします。仲良くもないので、実際のところはわからないですけど」

沙羅
都合のいい小世界の切り出しか。……私は……私は、結局、それがしたくて、山を出るのかも知れん。……青い鳥を探しているわけだな。外にはないものの象徴であるのに」

斎観
「…………」




弥風
口の軽い奴は誰だ?

克己
「困るな。手品師の仕事の邪魔をされるのは」

刹那
「…………悪かったって……」

弥風
「口が軽いついでに、鍵についても話せ。鍵とは?」

刹那
「知らん。そこは本当に知らん。俺がわかるのは、毒の使われた形跡だけだ」

克己
「私たちも、薬師にばれないと思って使っているわけでもないからね。君が口裏を合わせてくれるおかげで成立する呪いが多い」

弥風
「西帝はなんとなく納得してるが、結局、予言のシステムは解明されてない。なんなんだ、あの女は。気味の悪い」

刹那
「俺は……レコードやスピーカーのようなものだと解釈している。波長の再現だな。なぜ音源を持っているのかは知らんが、知りようのないもんだろう。たぶん」

克己
「君は割り切りの方向性が正しいね。此紀は迷走するけれど」

刹那
「此紀が祝詞ルートでも幸せになっていないの、同情するなあ」

克己
「そうかい? どのルートでも、今のところ彼女は、桐生と暮らして子供をもうけるようだ。それは青柳の彼女が言うように、メジャーな幸福の形なのじゃないかな」

弥風
「幸せな女が、死ぬことばっかり考える晩年を迎えるかよ。だから結局、祝詞は疫病神なんだよ。文字通りのだ。あいつは此紀のことも呪うだけで、救えやしない」

克己
「だから君は、和泉や朝露のことも憎むのかい? 父を不幸にするから」

弥風
「バカバカしい。そんな雑なパズルみたいなこと考えないよ」

刹那
「……和泉や朝露が産まれなければ、宣水や典雅は楽になろうが。確かに、選ばないな、あいつらは。その世界を」

克己
「ちなみに、未来視を全知と解釈した場合、それは結局、豪礼が一番その座に近い気がするね」

弥風
「出たな。そうだ。結局、あいつが化け物だ。神無はいつか解体できるかもしれないが、豪礼にはトリックの介在する余地がない。鍵っていうのには、マスターキーみたいな『全能性』のメタファーもあるのか?」

刹那
「そのわりには、たまに早く死ぬんだよな」

弥風
「上限もわからなきゃ下限もわからない。気味が悪い。だから原則として無視してる

刹那
「無印本編では、あいつの異能にいっさい触れない理由だな。……あいつ関係のフラグが顕在化しないのは、それも大きく関係しているんじゃないか」

弥風
「知らん。ほっとけ。門番で、動かないんだろ。それならいい。要するに、害か無害かだ。気色の悪い生き物でも、要らんことをしなけりゃ構わない」

克己
「それは神無と万羽の解釈だろう。鵜呑みにするのかい、君が」

弥風
「それぞれ別の理由で、信ずるに足る。神無は間違ったことは言わないし、万羽もそうだ。謎のシステムでも、結果が正しいなら利用する」

刹那
「万羽のことは、システムどうこう抜きに信じてるんだろ。そういうことを言わんから、お前の株は知らんところで下がるんだろうに」

弥風
「知らない。株なんかどうでもいい」

克己
「双子事変については」

弥風
「お前の息の根を止める必要があるらしい。刹那にも仕置きがいるな」

刹那
「ごめん……ごめんて……」

弥風
「ふん。ハッタリの可能性もある。だからこそ、沙羅には手を出せない。口止めをしてしまった時点で、信憑性が補完される。一番いやな手を打ってくるな」

克己
「これでも師だからね。従者には、できる限りのことをしたい。それが正しいのかどうかはわからないけれど。なるべく多くの選択肢を与えたい」

刹那
「沙羅はそれで苦しんでいるようだが、取捨選択の悩みは、強者の特権だな。……祝詞を助けられない弱者の苦痛と、白威を助けうる強者の苦悩。どちらがみじめかは明白だ」

弥風
「…………。永遠への近さは、タイムリーパー性と反比例するんじゃないか?」

刹那
「? どういうことだ?」

弥風
「……いや。…………。なんとなく、そう思っただけだ」

克己
「ブレが少ない者が、永遠に近いということかな?」

弥風
「そうじゃない。自覚性の問題というか、……。……なんでもない」





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