ゆるおに はみ出し42

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はみ出し42
「鬼」の定義 1 (此紀著)

此紀研究

・ほとんどの糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルは、人間の体内で分解されたものでなければ、吸収することができない。
そのため生命活動を行うためには、どうしても人肉を摂取する必要がある。
この体質を持つ者を、便宜的に「鬼族」「鬼形」と呼称している。(つまり古来語られている「鬼」という通念を後天的に借用しただけであり、我々が「鬼」の発祥というわけではない)

・人間に限らず、ある種の類人猿であれば、鬼形に適した栄養素の分解を行えることが確認されている。
しかし鬼形の食事には、性欲を解消する目的も大いに含まれるため、猿は優れた食材ではない。

・一度鬼の体内に取り込まれた栄養素は、体液を通じて、ほかの鬼に分け与えることが可能である。
ただしこれには、一部例外を除き、分与者の意志が不可欠である。(このメカニズムについては研究中)
原則として、鬼形体内の栄養素(「精気」と呼称される)の強奪は不可能。

・効率的に人間を捕食するため、鬼形はより誘惑に適した進化を続けている。
そのため顔立ち単体では、より若い者のほうが美しい、という傾向が見られる。
ただし髪や肌の美しさでは、より強い者(ほぼ「より年嵩の者」と同義)が勝るため、全体としてはこちらに軍配が上がっている。
余談だが、二重まぶたは、鬼形において強烈な優性遺伝である(現在7割の者がこれに該当している……私は一重だが)

・栄養吸収のメカニズムと並び、鬼形の特徴である「術」に関しては、私ひとりでは手に余る研究である。
持つ「術」の種類は個体により違うが(後天的習得が不可能であるものも多い)、文献資料を紐解けば、世界のどこかに必ず、同じ術を用いた人間が居たとされる、ということが興味深い。
彼らが鬼形であったという可能性もある。

※参考資料 000「鬼とは」





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