ゆるおに はみ出し184

【メニュー】



はみ出し184
「鬼スポ 没対談 ~田舎の娯楽について~」

一季に一度の大宴、上座寄りの一角――
沙羅、東雲、斎観、蘭香

東雲「そういやあ最近、麓の村にスーパー銭湯できたじゃないすか」
斎観「あー。みんな結構行ってるらしいな」
蘭香「おじいさまもよくいらしてますわよ。お風呂が広くて綺麗だし、アルバイトは女子高生が多いし、お気に入りだそうですわ」
斎観「田舎すぎて他にバイト先がないからな。高校生が一気に入るだろうなあ」
沙羅「私は酒屋の向こうの『松の湯』のほうがいいが」
東雲「どうしていつもそう爺臭いんすか」
沙羅「放っておけ。そういえば、お前の刺青だと公衆浴場には入れないだろう」
東雲「そうそう、そうなんすよ。そのスーパー銭湯も入れないから、どんなもんだか気になってるんすよね」
蘭香「斎観様はいらしてませんの?」
斎観「そこまで興味ねえからなあ。つうか俺、神無様と白威以外のちんこ見ると気持ち悪くなるから」
東雲「銭湯にいる年寄りのちんこをそういう目で見るからじゃねえの」
斎観「見てねえよ。視界に入るだけでうんざりするんだよ」
蘭香「女姿で女湯に入られたらよろしいのでは?」
東雲「おっ。IQ高え」
斎観「別にそこまでして外の風呂に入りたいわけじゃねえから。麓のラブホの4階の露天風呂の部屋は空いてるとラッキーと思うが」
東雲「あそこいつも埋まってますよね」
蘭香「そうですわね。というか、他の部屋もほとんど埋まっておりますわよね、いつ行っても」
沙羅「こんな田舎だと、誰もかれも他にすることがないんだろう。最近、前よりもフロントの使い勝手が良くなったな」
東雲「全員ヘビーユーザーかよ」
斎観「このへん、あそこくらいしかそういう場所ねえからな」
沙羅「いつもいつも、よくそう下世話な話ばかりできるな」
東雲「えー。俺はただスーパー銭湯の話しただけじゃないすか」
斎観「下世話さではお前らの師の大勝利永久欠番じゃねえか」
沙羅「うっ」
東雲「それはまあ」
蘭香「神無様も相当だとおじいさまから聞いておりますけれど」
斎観「典雅様は屋敷の風呂で一緒になるとちんこ握ってくるぞ」
東雲「俺もよく触られる
蘭香「…………」
沙羅「……この話は痛み分けになるから。そろそろやめておくべきだろう」
東雲「あーと、沙羅さん最近、愛人のほうはどうなんすか? いいの捕まえてます?」
沙羅「ああ。お前よりも凝った刺青を入れている男を手に入れた」
斎観「え、こいつよりって凄くねえ?」
沙羅「阿修羅だ。なかなか見事だぞ」
東雲「それはタトゥーとかじゃねえ。彫り物じゃないすか」
蘭香「また本職なんですの?」
沙羅「お前たちは嫌うが、あの世界の男はいいぞ。気配に匂いがある」
斎観「硝煙の匂いとか?」
沙羅「まあ当たらずとも遠からずだな」
東雲「つか、そういう世界の男に手ぇ出すのって、掟的にはあんまり好ましくないんじゃ?」
沙羅「お前たちが黙っていれば済む話だ。告げ口するなよ、蘭香」
蘭香「まあ、名指しですか」
斎観「刹那様はこうるせえからなあ。神無様にもチクチクチクチク小言を言いにくるが、あれ早死にするんじゃねえのか」
蘭香「もう三百年生きておりますから、大往生だと思いますけれど」
東雲「三百年ってもう妖怪の域だよな」
沙羅「生娘を好んで食うしな。あいつは特に妖怪性が高い」
蘭香「言いたい放題ですわね。別によろしいですけれど」
斎観「妖怪つったら、俺のじいさんは伝説の妖怪らしいぞ、麓の村では」
蘭香「ああ、村の図書館に文献があるクラスですわよね。読んだことがありますわ」
東雲「あのボロボロの図書館、けっこういろいろ古い本が残ってるらしいよな。静流様がチラホラ登場するとか聞いたが」
沙羅「そうして噂になる例が増えたから、掟が厳酷化してきたんだろう。幹部たちも苦労が多いな」
斎観「あんたも幹部だろうに」
沙羅「私は執政だのに関心はない。お前に席を譲ってやろうか」
斎観「遠慮しとくわー。これ以上弥風様に嫌われたくねえから」
東雲「そのへんはお互い苦労が多いっすね。親父が弥風様と折り合い悪いと、こっちまで睨まれて」
蘭香「東雲様はご自身の素行もかなり関係がおありでしょ」
東雲「刹那様はヤバい草を栽培して、此紀様に正座させられたとか聞いたぞ。俺なんかの比じゃねえ、マジのやつじゃねえか」
斎観「……それ神無様も一緒に栽培して正座させられたやつだな」
東雲「田舎は娯楽がないから、とかなんとか口答えして此紀様をさらに怒らせて、お仕置きされたとか聞いたが」
斎観「声でけえよ。その話すると神無様のご機嫌が悪くなるんだよ」
蘭香「おじいさまもですわね……」
沙羅「……その話も痛み分けだろうから、そろそろやめておいたらどうだ?」
斎観「まあ、田舎が悪い、つうことで」
沙羅「いや、それは田舎に謝っておけ











スポンサーサイト