ゆるおに はみ出し185

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はみ出し185
「鬼たちのLINE 1」

斉藤:
今どこ?

白威:
もうすぐ帰る

白威:
駅前


斉藤:
神無様がヤク切れでイライラしておられるから、酒とチョコ買ってきてくれ。

白威:
了解


斉藤:
どうでもいいけどお前、その名前で登録してて大丈夫なの?

白威:
お前との連絡用に取得したから

白威:
お前と色舞さんと桐生くんしか登録してない


斉藤:
桐生とラインで話したりすんの?

白威:
まあ

白威:
ときどきな


斉藤:
何話すんだよ。

白威:
まあお前の悪口だな


斉藤:
だろうなー。

白威:
しかし彼は、お前の子供とは思えない良い子だな


斉藤:
あそう?
ツラは可愛くできたよな。

白威:
十年後が楽しみだな


斉藤:
狙うなよ。
このホモッ。

白威:
ほっとけ


斉藤:
あ、光貴にもなんか適当な菓子買ってきてくれるか?
甘けりゃなんでもいいから。

白威:
砂糖がまぶしてある四角いゼリー様の菓子でいいか


斉藤:
確かに今「甘けりゃなんでもいい」と言ったのは俺だが、よりによって子供が一番喜ばねえ菓子をセレクトせずともいいだろ。

白威:
黒糖フークレエにするか


斉藤:
なんでそうチョイスがババアっぽいの?

斉藤:
つうか、あれまだ売ってんの?
あと、あれは菓子つうか、パンだろ。

白威:
カントリーマアム


斉藤:
よし少しずつ良くなってきた。

斉藤:
この調子でもうちょい、町内会の寄り合い菓子から遠ざかっていこうか。

白威:
ホームパイ


斉藤:
いいぞ一歩だけ遠くなった。

斉藤:
まだ町内会に籍を置いてるが。

白威:
源氏パイ


斉藤:
もうそれでいい。

斉藤:
結局、町内会からは出られなかったな。

白威:
お前は文句が多い


斉藤:
今度から「ブルボンならなんでもいい」つう指示にするわ。

白威:
それは永遠に町内会に陣取るつもりじゃないのか?


斉藤:
でも外れねえだろ。

斉藤:
お前、作る菓子はまあまあ洒落てて若いのに、買ってくる菓子はセンスねえよな。

白威:
ほっとけ


斉藤:
神無様ぐずってるから、なるべく急いでくれな。

白威:
ああ


斉藤:
ヤク中の師を持つと苦労するよなあ。

白威:
何とも言えん


斉藤:
ラインでくらい悪口言っちゃえよ。

白威:
言わない

白威:
トーク履歴を何に利用されるか判ったものじゃないしな


斉藤:
ええー。
俺を何だと思ってるんだ。

白威:
お前がスパイの可能性も無くはないし


斉藤:
神無様の?
何十年も兄弟弟子やってんのに、毎日そんなこと考えて暮らしてんの?

斉藤:
疲れねえ?

白威:
ほっとけ


斉藤:
まあいいけど、頼むな。

白威:
お前は何もいらないのか


斉藤:
え?

斉藤:
じゃあブルボンの菓子。

白威:
結局お前が好きなんじゃないか












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